社会福祉法人こもれび会
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お話を伺った方
松永宣子(まつながのぶこ)
特別養護老人ホームけやき荘荘長
1990年9月に社会福祉法人こもれび会の理事となり、1991年から現職。1995年〜保健・医療・介護・福祉の連携を目指した「かわそえネットワーク」がスタートし、2013年から5代目の会長を務めている。
特別養護老人ホームけやき荘が、時代のニーズに応じるように認知症専門の介護施設として設立されたのは1991年。現在まで、併設事業として、通所介護・認知症対応型通所介護・訪問介護・訪問入浴介護・小規模多機能居宅介護・認知症対応型共同生活介護・居宅介護支援事業所・地域包括支援センターを展開している。今回は、特別養護老人ホームけやき荘・荘長の松永宣子さんにお話を伺った。
生活をする感覚を大切にした介護
特別養護老人ホームけやき荘は、2008年の新築移転に伴って個別ユニット型へと生まれ変わった。
松永宣子さん(以下、松永)「完全個室のユニット型という“個別性”と“くらし”に視点をおいた住環境の中で、一人ひとりに向き合い、寄り添う介護を心がけています。“明るくさわやかにそしてやさしく”をモットーに、全スタッフが敬愛と奉仕の精神をもって誠実にエルダーさん(利用者)のケアに務めています」
ちなみに同施設では、特別養護老人ホームやグループホームの利用者の方々を、目上の人・人生の先輩との敬意を込めて『エルダーさん』と呼んでいる。
松永「特に完全個室のユニット型になってからは、エルダーさん方に、より家庭的な雰囲気の中で生活していただくことを目指してきました。入所要件が要介護3からになったことから、認知症程度とともに身体的機能も重度の方が多くなりましたが、住まいの中で生活をする感覚を大切にしています。また、エルダーさんへの自立支援の観点からも、何にでも手を出してサポートするのではなく、できることはやっていただく促しをするようにしています。重度の方と軽度の方では対応もかなり違ったものになりますが、エルダーさん一人ひとり、自立支援のことを頭に入れてケアを行うことを、いつもスタッフにも伝えています」
『五感への刺激が脳を活性化させる』とも言われることから、五感を刺激することを意識した食事の提供も心がけているという。
松永「同じ食事を摂るにしても、“五感(視覚・味覚・触覚・聴覚・嗅覚)で味わう満足感”というものがとても大事だと考えています。調理をする音が聞こえて、ご飯や味噌汁の香りがしてくる・・・自宅の食卓はまさにそうですよね。“自宅の食卓で食事をしているような、生活の匂いがする空間を大切にしたい”という想いから、当施設ではユニットごとにあるキッチンをできるだけ活用するようにしています。例えば、ご飯はユニットごとに炊いたり、味噌汁を各ユニットであたためたり、というように音や香りを楽しんでいただけるような食事時間を作り出しています。また、食器は陶器を使用しています」
“五感で味わう満足感”ということで、エルダーさんと一緒にするおやつ作りも好評とのこと。
松永「材料に触れ、切ったり混ぜたりする音を聞き、お菓子が焼き上がるいい香りに包まれて、出来上がったおやつをみんなで楽しく味わっています。エルダーさんにもできることは一緒に行っていただくので、自立支援の一環にもなっていると思います」
『人が環境』の考えのもと、求めている人材
現在、介護職・事務員・調理員を募集しているという同施設。どんな人材を求めているか聞いてみた。
松永「当施設のモットーでもある“明るくさわやかにそしてやさしく“を体現できる方がいいですね。『人が環境』だと考えていますから、その場の雰囲気を明るくしてくれるような、居心地の良さを持っている人と一緒に仕事がしたいと思っています。また、大切なご家族を預かる仕事ですので、信頼のおける人・正直な人というのも大切なポイントです。高齢者の方が好きで、この仕事に意欲を持って頑張ってくれる人にきていただきたいと思っています」
介護スタッフは、経験・資格は問わず、勤務をしながら資格取得も目指せるということで、現在、同施設で働いている外国人スタッフの中にも働きながら資格取得に向けて頑張っている人もいるとのこと。
松永「当施設では、新人スタッフはまずオリエンテーションを受けていただき、その後、先輩職員が担当となって、さまざまなことを教えていきます。その他、研修などもしっかり行っていますので、介護の仕事が初めてという人も安心していただきたいと思います」
長年働いてもらえるような、働きやすい職場環境づくり
働きやすい職場環境づくりについても伺った。
松永「現場スタッフの負担軽減のために試行錯誤していますが、スタッフに好評なのは記録をする際の音声入力機です。言葉を発するだけで、文字入力をする必要がないので、入力時間の短縮にもなっています。2020年頃に導入したのですが、最近はどんどん精度が高くなって操作性もアップしているということで、みんな喜んで使っています。その他、腰を痛めないように低床ベッドも導入しています。介護ロボットやICTも導入を検討しています」
エルダーさんのご家族や外部のお客様から「施設の雰囲気が明るい」「スタッフさんがみんな親切」という声をもらうことが多いという同施設。明るくさわやかな職場環境で、産休・育休後に復帰するスタッフも多いというのも納得です。
松永「お子さんが小さいうちは短時間勤務など、雇用形態を変えながら、一人ひとりの希望を聞いて対応しています。やはり『人が環境』なので、スタッフに長年働いてもらえるような職場環境を目指していきたいと思います。さらに今後は、感染症対策などを含めた危機管理にも取り組みながら、地域の方との関わりをこれまで以上に深めていきたいと考えています」
社会福祉法人こもれび会
募集情報
応募資格 | 無資格・未経験歓迎 | |
その他応募資格 | ||
雇用形態 | 正社員 契約社員 | |
給与 | 正社員、契約社員(フルタイム) 月給 164,100~267,500円 | |
待遇・福利厚生 | 各種手当 | 資格手当:2,000~10,000円、処遇改善加算:12,000円、特定処遇改善加算:6,100~18,000円(10年以上経験の介護福祉士は18,000円)、ベースアップ支援金:5,500円、夜勤手当:5,500/1回、通勤手当:0~上限20,000円、その他(扶養、住居は該当者に支給) |
賞与 | 年3回、支給額 3~最大4.5か月分 | |
定期昇給制度 | 1,000~1,500円/年(昇給月、4月) | |
年間休日日数 | 110日(シフト制)、4週7休 | |
休日制度等の 特色 |
介護、育児、慶弔休暇あり。 | |
育児休業・ 介護休業の 取得状況 |
育児休業制度 | 2022:0人(該当者なし)、2021:1人、2020:5人 |
介護休業制度 | 2022~2020年:該当者なし | |
職員数 | 119人 | |
平均従事年数 (正規職員及び正規介護職員) |
正)7.2年 、正介護職員:6.6年 | |
正規職員の採用実績 及び在籍状況 (過去3年間) |
2022年度:採用18人・うち在籍13人 2021年度:採用17人・うち在籍12人 2020年度:採用13人・うち在籍8人 |
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新規入職者の育成 | 入職時に2日間の新人研修を行う。以降は、各所属のミーティング、月に1回の全体会(法定研修等)で実施しています。 ユニットリーダーや副主任・主任による指導・フォロー体制もあります。 |
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キャリアパス制度 | 前歴換算や役職に応じた等級制度の導入あり。 | |
独自の取り組み | 新卒採用実施 短時間勤務相談可 職場見学・ボランティア歓迎 | |
その他独自の取り組み | 資格取得のための支援や研修参加への調整・配慮等を行います。 |
法人概要
法人名 | 社会福祉法人こもれび会 |
法人所在地 | 840-2201 佐賀市川副町大字福富828-1 |
電話番号 | 0952-45-5193 |
URL | http://www.keyakisou.or.jp/ |
勤務地情報
事業所名 | 事業所所在地 | サービス種類 |
---|---|---|
特別養護老人ホームけやき荘 | 840-2201 佐賀市川副町大字福富866-1 | 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) |
けやき荘ショートステイサービス | 840-2201 佐賀市川副町大字福富866-1 | 短期入所生活介護 |
居宅介護支援センターけやき荘 | 840-2201 佐賀市川副町大字福富828-1 | 居宅介護支援 |
デイサービスセンターけやき荘 | 840-2201 佐賀市川副町大字福富828-1 | 通所介護(デイサービス) |
小規模多機能ホームお多福 | 840-2201 佐賀市川副町大字福富828-1 | 小規模多機能型居宅介護 |
グループホームこでまり | 840-2201 佐賀市川副町大字福富828-1 | 認知症対応型共同生活介護 |
佐賀市川副地域包括支援センター | 840-2295 佐賀市川副町大字鹿江620番地1 | 地域包括支援センター |
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