- 鳥栖市
株式会社ケアサポート三和
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お話を伺った方
前田 美和子(まえだ みわこ)
株式会社ケアサポート三和 代表取締役
新卒で佐賀県内の介護老人保健施設に入職。出産を機に退職、その後も子育てをしながら介護業界の仕事を続ける。2010年9月に株式会社ケアサポート三和を設立。2011年1月小規模デイサービスひだまりを開設。
平野 憂子(ひらの ゆうこ)
小規模デイサービスひだまり 介護スタッフ
新卒で産婦人科の栄養士として15年間勤務。結婚・出産を機に退職、介護業界へ転職する。2021年に株式会社ケアサポート三和に入社。
「利用者さんにもっと寄り添える場所を作りたい」こう語るのは前田 美和子さん。
前田さんは、自身が抱く理想の介護のあり方を実現するために、株式会社ケアサポート三和(以下、ケアサポート三和)を起業。鳥栖市で利用者の定員数が通常規模よりも少ない地域密着型デイサービス「小規模デイサービスひだまり(以下、ひだまり)」を運営している。
ひだまりは、どう利用者に寄り添っているのだろうか。代表取締役である前田 美和子さんと、介護スタッフとして働く平野 憂子さんに話を伺った。
利用者やその家族に寄り添える場所をつくりたかった
利用者が施設に通い、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで受けられるデイサービス。ひだまりは、利用者の定員数を通常規模のデイサービスより少ない10名に設定している。
ひだまり開設のきっかけをたずねると、前田さんは「時間に追われず、利用者さんに寄り添えるような事業所を作りたかった」と語る。
前田 美和子さん(以下、前田)「前職でも介護の仕事をしていたのですが、規模が大きい事業所だったこともあり、時間に追われる感覚があって。利用者さんが大切にしていることにあまり目を向けられていない自分がもどかしかったんです。だからこそ、利用者さんに寄り添える場所をつくろうと思いました」
利用者に寄り添う。寄り添ってもらえたと感じる瞬間は、人それぞれだ。ひだまりではどのように利用者に寄り添おうとしているのか。
前田「まずは、その人の持っている能力、たとえばできること、得意なこと、やりたいことを知ろうとしています。一緒に時間を過ごしたり、ご家族から話を聞いたり。『どんな仕事をしていたのか』『地元はどんなところか』『自宅ではどんな生活を送っているのか』など、利用者さんともご家族とも頻繁にやりとりしていると思います」
相手を知ろうとすることから寄り添いは、はじまる
2021年に同社に入職した平野さんは、前田さんの話に頷きながら、自身が仕事で意識していることを教えてくれた。
平野 憂子さん(以下、平野)「笑顔で挨拶することを心がけています。利用者さん一人ひとりへの声かけは、いつも大事にしていて。そこから、利用者さんが今日どんな状態なのか知りたいんです。
もちろん声かけの仕方は利用者さんによって変わります。明るく元気に声かけしてほしい人もいれば、それを好まない人もいる。実は『うるさい』と言われたこともあって、最初はショックでした。どんな接し方がいいのか、まずは相手を知ることからはじまるのだと、あらためて実感したんです」
前田「どのスタッフも、レクリエーション一つやるにしても、利用者さんそれぞれの表情をみて『今この人はどうしたいのか』を考えながら動いているんです。『今やりたくない?』『頭がごちゃごちゃする』『じゃあ、やめておこう』というやりとりができていると思います」
続けてお2人は、利用者と接するなかで印象に残っていることを話してくれた。
前田「お風呂が好きな利用者さんの入浴介助をしたときですかね。その利用者さんはお風呂が好きで、入浴の時間を機械的に身体を清潔にするだけの時間にするのはなんか違うと思って。『良い湯だな〜♪』と鼻歌を歌いながら、介助してみたんです。そしたら、鼻歌で返してくれて、心地のよい時間でした」
平野「毎日笑いではじまって笑いで終わるんですよね。でもそれは特別なことがあるのではなくて。方言混じりでちょっとした冗談を言い合ったり、お互い別々に座っていて、目があって微笑んだり、何気ない時間を一緒に過ごせている気がします」
お互いの生活に寄り添いたいと思える場所
どのスタッフも利用者に寄り添う姿勢を持っているひだまり。前田さんは、「スタッフそれぞれのプライベートな時間を大事にしてほしい」という思いが強くあるという。
前田「自分と自分の大切な人をちゃんと大切にしてほしい。たとえばお子さんがいたり、介護を必要とする家族がいる場合もあると思います。その状況で、無理して体調を崩してしまったら、辛いですよね。だからこそ、会社でもできる範囲のことはサポートしたいんです」
平野「実は私自身、仕事と子育ての両立に不安があり、介護業界に転職したという経緯があります。前田さんからは『時間になったら早く帰って』『お子さんが病気になったら遠慮せず休んでね』と、いつも声をかけてもらえるので、安心して働けています」
そこに関わる人それぞれが、お互いの生活に寄り添いたいと思っている場所がひだまりなのかもしれない。お2人の話を聞きながら、そんなことを考えていると、平野さんが利用者に励まされた瞬間を最後に教えてくれた。
平野「今日、朝から入浴介助をしていたんですけど。利用者さんに『あんた若いのに、朝からお世話してくれているから、絶対良いことあるよ』って言われて。その利用者さんは『幸せ〜』って言いながらお風呂に入っていて、こっちまで嬉しくなって。笑っている顔とか最高にいいんですよね。大好きだなって。
こんな楽しくて、接する人が直接喜んでくれる仕事ってあまりない。なので、介護の仕事をはじめようか悩んでいる人は、一旦飛び込んでみたらいいのではと思います!」
ケアサポート三和は、「介護」と「農業」をかけ合わせた新しいかたちのデイサービスを2022年6月にオープン予定だという。利用者に寄り添える場所を育むケアサポート三和のこれからが楽しみだ。
株式会社ケアサポート三和
募集情報
応募資格 | 無資格・未経験歓迎 学生アルバイト歓迎 65歳以上歓迎 | |
その他応募資格 | 経験者も資格取得者も歓迎。今回は、パート・バイト募集ですが、正規雇用転換制度あり。(勤務成績に応じ) | |
雇用形態 | パート・アルバイト | |
給与 | パート・バイト 時給900円~1,000円 正社員 賃金規程に基づく (内、介護処遇改善手当=定期的に支払われる手当含む、交通費:別途、支給) | |
待遇・福利厚生 | 各種手当 | 資格手当:介護福祉士(正社員)月額4,000円、特別手当(能力給):上限15,000円、通勤手当:非課税限度額の範囲内で上限10,000円の枠内で支給 時間外勤務手当・休日勤務手当は支給あり。 |
賞与 | 原則、年3回(6月、12月、3月)支給。但し、業績に応ず。 | |
定期昇給制度 | 年1回(4月) 但し、業績に応ず。 | |
年間休日日数 | 週休二日制(日曜日、シフト表にて1日以上の休日) | |
休日制度等の 特色 |
介護休暇、育児休暇、看護休暇、慶弔休暇、年次有給休暇 | |
育児休業・ 介護休業の 取得状況 |
育児休業制度 | 過去3年間の取得状況、該当者なし。 (2016年1人取得あり) |
介護休業制度 | 該当者なし | |
職員数 | 7人 | |
平均従事年数 (正規職員及び正規介護職員) |
正規職員:8年 正規介護職員:4.9年 | |
正規職員の採用実績 及び在籍状況 (過去3年間) |
2021年度:採用2人、うち在籍2人 | |
新規入職者の育成 | 未経験、経験者等で研修期間の変動はあるが、新人社員育成計画に基づいて研修実施している。先輩職員によるフォローあり。 | |
キャリアパス制度 | 評価制度、資格取得研修制度実施 | |
独自の取り組み | 短時間勤務相談可 職場見学・ボランティア歓迎 | |
その他独自の取り組み | ・社内、外の研修(外部講師導入による研修含む)の確保、研修受講、資格取得支援制度 ・サプライズプレゼント支給(年1回) |
法人概要
法人名 | 株式会社ケアサポート三和 |
法人所在地 | 841-0038 鳥栖市古野町637-6 |
電話番号 | 0942-85-8265 |
URL |
勤務地情報
事業所名 | 事業所所在地 | サービス種類 |
---|---|---|
小規模デイサービスひだまり | 841-0039 鳥栖市土井町200-1 | 地域密着型通所介護 |
ケアプランセンターひだまり | 841-0039 鳥栖市土井町200-1 | 居宅介護支援 |
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