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医療法人ひらまつ病院
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お話を伺った方

川崎 千鶴(かわさき ちづる)
認知症対応型共同生活介護グループホームふれあい リーダー
ヘルパー2級を取得し、7年間グループホームで勤務 、その後有料老人ホームで介護職と生活指導員を5年間、宅老所の管理者を3年間経験し、現職。

光野 泰輔(みつの たいすけ)
小規模多機能型居宅介護事業所アサンテおぎ 管理者
介護福祉士養成校卒業後、介護老人保健施設にて介護スタッフ、ケアマネジャーとして13年務め、現法人のグループホームで管理者・ケアマネジャーとして3年働く。その後、小規模多機能型居宅介護の管理者・ケアマネジャーとなった。
「外来での治療から退院後の在宅ケアまで、切れ目のないサービスを提供したい」
法人理念は、「笑顔」「和」「思いやり」をもって、地域のニーズに迅速かつ高度な医療提供で応えること。誰もが住み慣れた地域で生活が続けられる「地域包括ケアシステム」の実現を目指している。開業当初は病院の機能しか持っていなかった医療法人ひらまつ病院(以下、ひらまつ病院)が介護事業を始めたのは、地域のニーズに応えた形のうちの一つ。今では小規模多機能型居宅介護事業所や共同生活介護認知症グループホーム(以下、グループホーム)、通所リハビリなど、さまざまな介護サービスを展開している。
働くスタッフは日々、介護の現場で何を考え、どのように実践しているのだろうか。病院を母体に、住民の多様化したニーズに応えている。コロナ禍において、在宅で診療が継続できるオンライン診療をいち早く取り入れるなど、変化に前向きな姿勢で対応。とりわけ介護の現場では、スタッフのアイデアが多く生かされているという。
今回、認知症対応型共同生活介護グループホームふれあい(以下、グループホームふれあい)リーダーの川崎 千鶴さんと、小規模多機能型居宅介護事業所アサンテおぎ (以下、アサンテおぎ)管理者の光野 泰輔さんにお話を伺った。
医療と連携した介護環境で、利用者にも働く人にも安心を
川崎 千鶴さん(以下、川崎)「グループホームふれあいでは、利用者様が心身ともに穏やかに過ごしていただけるよう心がけています。野菜を切る音や魚が焼ける匂いなど、家庭を感じられる雰囲気がグループホームの良いところです。食事のほか、会話やテレビの音、照明の明るさといった細かい生活環境の一つひとつに気を配っています。認知症の症状のある利用者様に影響を与えると考えているからです。
利用者様の体調を整えるため、日々の体温や血圧、食事量や排泄量、発言や態度の変化もスタッフと病院に共有。自分から体調や気分について伝えることが難しい方も多いため、気づいたことを積極的に伝えるようにしています」

介護スタッフだけでなく、病院とも連携を図りながら利用者の快適な暮らしをサポートする川崎さん。病院と介護施設が同じ法人にあることの意義について、次のように語る。
川崎「介護スタッフとして、一番怖いのは病気の対応です。利用者様が体調不良になられた場合は、どの病院に連れて行くのかというのをご家族様と最初に相談します。しかし、時間がかかったり、受け入れ先が見つからない場合もあります。介護施設の母体が、ひらまつ病院という医療機関であるため、救急搬送が必要となった場合でも母体の病院に任せられ、利用者様やご家族様は安心です。私達、介護職にとってもいざというときに安心で、働きやすい環境だと考えています」

職場環境の良さを話す川崎さんだが、介護の仕事のなかで特に認知症ケアについて理解し、やりがいを感じるまでに10年の時間を要したという。介護職歴を振り返りながら、今の心情を明るく話してくれた。
川崎「認知症の症状のある方は、記憶が抜け落ちることはあるのですが、どんなときでも感情はなくならないんですよ。嬉しいときには『ありがとう』と言葉をかけてくれるし、悲しい時には涙を流します。そういった人の営みを見ているうちに『なんて素晴らしい仕事に就けたんだろう』と思うようになりました。利用者様が、自分に心を開いてくださった瞬間がわかるようになったというか。数ある事業所の中から選んでいただき、出会えたこと自体が奇跡のようなものです。辛いこともありますが、こうした出会いがあるんですよ」
看取りの経験から、利用者と家族どちらにも寄り添いたい
光野さんは、グループホームふれあいで管理者・ケアマネジャーを3年務めた後、アサンテおぎの管理者・ケアマネジャーとなった。利用者が安心して利用できる環境をつくるため、スタッフ主体で新たな方針や取り組みが生まれているのがアサンテおぎの特徴だ。その一つに、受け入れ態勢に余裕を持たせることがある。

光野 泰輔さん(以下、光野)「アサンテおぎは、小規模多機能型居宅介護事業所です。日中を施設で過ごすデイサービス、短期間施設に泊まるショートステイ、訪問介護の3つのサービスを1つの事業所で行っています。利用するサービスが変わっても、場所や対応するスタッフは同じなので、変化に弱い認知症の症状のある方でも安心して利用できる環境です。
急な依頼に備えて定員には余裕を作っています。例えば、ショートステイ用の部屋は9つあるうち、普段は2部屋を空けています。急に利用したいニーズに応えることができ、困った時にいつでも頼れるのでご家族様の不安解消につながると考えています」

「利用者を主体に考える」というのは、当たり前のように聞こえるが徹底するのは難しい。光野さんが、特に利用者の思いを大事にするようになったのは、認知症グループホーム時代に経験した初めての“看取り”が大きかったという。
光野「看取りの過程では、ご家族様の意向はもちろんですが、できるだけ最期まで利用者様の気持ちも大事にしたいです。認知症の症状のある方は、自分で発言できなくても『自宅で過ごしたい』といった思いを抱えていることが多い。簡単ではありませんが、利用者様の気持ちをくみながらご家族様の希望も叶うサービスの形を考えることが、私のやりがいです。
過去にも、デイサービスとショートステイを組み合わせて施設を利用してもらいながら、週に1度はご自宅で過ごすことをご家族様に提案したことがありました。正解はありませんが、仕事もあって介護が大変だから施設に預けたいというご家族様の気持ちと、家で過ごしたいという利用者様の気持ち、どちらにも寄り添えるようにしたいという思いがあります」
自分の意見を周囲に伝え、より良い現場に変化させていく
川崎さんも光野さんも、自らの経験の中で気づきを見出し、業務の改善や新しいサービスの提案につなげている。スタッフの声の通りやすさは、職場に浸透しているという。
川崎「上司の方はどんなことでも話せる雰囲気で、入社してからもすごく成長させてもらっています。働き手としてすごくありがたい環境です」
光野「ワークライフバランスの委員会が月に一度開かれており、意見を聞いてもらっています。私も代表として出席していますが、どんなことも必ず検討してくれるので、スタッフの意見が業務の改善につながることを実感しています」
ひらまつ病院の特徴を表すワードとして「変化」を掲げている。
一緒に働く人材に求める要素にも「熱意をもって挑戦ができること」が挙げられており、スタッフ一人ひとりのやりたいことを後押しする環境が整っている。川崎さんや光野さんのように、既存の考え方やサービスにとらわれず、目の前の利用者にとって良いと思ったことを自ら提案し取り組めるのは、事業の形を変化させてきたひらまつ病院ならではの風土だ。
そして変化をするのは、働き方や業務の仕方だけではない。直近では、透析患者が治療を受けられるようにしてほしいという地域のニーズに対応し、小城地区で初の外来透析が新設された。現在は約100名の方が利用をしているという。
スタッフの声、地域の声が、ひらまつ病院を「地域のインフラ」へと昇華させていく。
医療法人ひらまつ病院
募集情報
応募資格 | ||
その他応募資格 | 介護福祉士必須、介護経験及び夜勤経験のある方は優遇 | |
雇用形態 | 正社員 | |
給与 | 150,500円~208,500円 | |
待遇・福利厚生 | 各種手当 | 夜勤手当7,000円/1回、住宅手当20,000円(条件あり)、家族手当10,000円(条件あり) |
賞与 | あり(前年度実績あり) 賞与月数計3.70ヶ月分(前年度実績) | |
定期昇給制度 | あり(前年度実績あり) 金額1月あたり1,200円~2,340円(前年度実績) | |
年間休日日数 | 年間休日数109日(シフト制) | |
休日制度等の 特色 |
年次有給休暇、特別有給休暇(結婚休暇、忌引等) 産前産後休暇・育児介護休暇・生理休暇等 | |
育児休業・ 介護休業の 取得状況 |
育児休業制度 | 2021年27人、2020年20人、2019年29人 |
介護休業制度 | 2021年該当者なし、2020年1人、2019年該当者なし | |
職員数 | 従業員数747人、就業場所34人 | |
平均従事年数 (正規職員及び正規介護職員) |
正規職員9.5年、正規介護職員平均6.2年 | |
正規職員の採用実績 及び在籍状況 (過去3年間) |
2021年度:採用73人、うち在籍62人 2020年度:採用88人、うち在籍61人 2019年度:採用116人、うち在籍76人 | |
新規入職者の育成 | 入社初日に人事部よりオリエンテーションがあり、それ以降は各部署の研修計画で実施しています。先輩社員によるフォローもあります。 | |
キャリアパス制度 | 評価制度:個別評価推薦制度、資格保有による処遇改善制度 研修制度:(病院指示)施設基準、知識技術向上研修 、(自主申請)自己研鑚研修支援、資格取得支援 賃金制度:業務経験、有資格者毎の賃金表に基づく | |
独自の取り組み | 新卒採用実施 短時間勤務相談可 託児所あり・子連れ出勤可能 職場見学・ボランティア歓迎 副業・ダブルワーク可 | |
その他独自の取り組み | 介護保険処遇改善一時金を年一回支給します(実績による) |
法人概要
法人名 | 医療法人ひらまつ病院 |
法人所在地 | 845-0001 小城市小城町1000番地1 |
電話番号 | 0952-72-2111 |
URL | hiramatsu-hp.or.jp/ |
勤務地情報
事業所名 | 事業所所在地 | サービス種類 |
---|---|---|
介護付き有料老人ホーム スリールひらまつ | 845-0001 小城市小城町815番地1 | 特定施設入居者生活介護 |
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各事業所から折り返し直接連絡をします。
注意事項
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