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医療法人大和正信会
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お話を伺った方
桑原 利治(くわはら としはる)
医療法人大和正信会 介護老人保健施設しょうぶ苑 事務長
福祉系大学を卒業後、介護スタッフとして認知症グループホームで4年間勤務。その後、福岡の医療法人にてメディカルソーシャルワーカーとして勤務。2015年、医療法人大和正信会ふじおか病院に入職。同法人の介護老人保健施設しょうぶ苑総務課に異動、2021年4月より現職。
目の前に困っている人がいるとき、迷わず助けに行けるだろうか。
「この地域で暮らす医療・介護の困りごとは、うちでしっかり診る」医療法人大和正信会(以下、大和正信会)の理事長 藤岡 康彦さんの言葉だ。
その言葉の通り、大和正信会は、その大元になる藤岡胃腸科外科医院を1979年に開設してから、地域で暮らす人の生活をさまざまな形で支援してきた。1991年に開設した介護老人保健施設しょうぶ苑(以下、しょうぶ苑)も、地域の困りごとの解決を目指し設立されたという。
大和正信会が大切にしている思いとはなにか、同法人が運営するしょうぶ苑では、その思いをどのように実践しているのか。しょうぶ苑で事務長を務める桑原 利治さんに話を伺った。
「医療だけでは患者の生活を支えられない」という課題意識
現在、ふじおか病院と3つの介護施設を運営する大和正信会だが、もとは藤岡胃腸科外科医院という地域にある小さな病院だった。当時医院を運営していた藤岡 康彦さんは「医療だけでは患者の生活を支えられない」と感じていたという。
桑原 利治さん(以下、桑原)「病院で治療を終えると、患者は退院せざるをえません。本当であれば、退院後もリハビリテーションによって彼らの生活を支えていく必要があります。しかし当時は、地域に退院後の受け皿がなかった。その結果リハビリテーションが十分に行なわれないことによって、悪化して病院に戻ってくる患者が多く、理事長は悔しい思いをしていたそうです。私が勤めるしょうぶ苑は、そんな理事長の思いがきっかけで設立されたんです」
在宅復帰を目指している方の入所を受け入れ、利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、リハビリテーションや必要な医療、介護などを提供する場所であるしょうぶ苑。
しょうぶ苑の特徴をたずねると、「医療と介護の連携がしやすい環境だ」と桑原さんは続ける。
桑原「ふじおか病院の患者さんが入所されることが多く、利用者さんのかかりつけ医はふじおか病院の医師になっていることがほとんどです。利用者さんが何に困っているのか、どのような経緯でしょうぶ苑を利用されているのかが把握しすいので、それを踏まえたサポートができていると思います。
介護老人保健施設でリハビリテーションの専門職である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が揃っているのも強みだと思います。ここには『利用者さんの状態に応じたサポートが最大限できるようにしたい』という理事長の考えが反映されています」
病院と家庭の中間にあるものだからこそ
同法人で働きながら、理事長の思いに触れてきた桑原さん。しょうぶ苑の運営にあたり桑原さん自身が重要だと考えていることをたずねると、次のように教えてくれた。
桑原「法人理念の中の『家庭や地域と協力し(利用者が)円満な在宅生活が継続できるように努めます』は、重要だと思います。介護老人保健施設は病院と家庭の中間にあるものなので、さまざまなことをつなげていく役割があります。利用者さんのご家族や地域の人との関わりを持ちながら、共に支え合えるようにしたいんです。
だからこそ、地域のイベントに参加したり、公民館でリハビリテーションの講座を開いてみたりして、どんどん地域に出て、顔なじみの関係を増やしていきたいと思っています」
公民館で異文化交流イベントを開催した様子。地域の人たちとともにミャンマーについて理解を深めた
しょうぶ苑で働くスタッフを支える仕組みは、どのようなものがあるのか。桑原さんは次のように述べる。
桑原「法人全体で『スタッフの働きやすさを第一に考える』ことを大切にしています。有給休暇の取得率も低くなく、気兼ねなく休める文化が根付いているんです。また敷地内に保育園も完備しており、男女問わず育児休暇も推奨しています。ライフステージに変化があっても、末永く働ける環境づくりを意識しています」
桑原さんは、働きやすい環境をさらに推進するために、「スタッフが学び続けられる仕組みづくりも推し進めている」と語る。
桑原「前提として、接遇やリスクマネジメントなど、介護職に必要な研修は毎月実施しています。そのため未経験の方でも、入職してからしっかり知識を身につけられる環境です。
最近進めているのは、研修資料や動画などを、スタッフが携帯端末などでいつでもアクセスできるような仕組みを整えています。もっと学びたい、成長したいと思ったときに、いつでも自己研鑽できる環境をさらに整えていく予定です」
介護は一人で完結する仕事ではない
桑原さんに、これからどんな人と一緒に働きたいのか聞くと次のように答えてくれた。
桑原「介護はひとりで完結する仕事ではありません。利用者さんやご家族、他のスタッフとコミュニケーションをとる仕事です。自分の考えや意見を伝えようとする意思を持っている人ですかね。たとえ言葉が拙かったとしても、意思があればそこからすり合わせはできると思うんです」
たくさんの思いを大切に抱えている大和正信会、しょうぶ苑。その思いを実践している桑原さん。最後に、介護の仕事の魅力をたずねるとこう伝えてくれた。
桑原「人間的な学びというか、気づかされる機会が多くあります。利用者さんと接しているなかで、それぞれの価値観を教わることができる。これまで生きてきた背景が違う人たちと自分の違いを知ることができるっておもしろい。
その経験をお給料をもらいながら、利用者さんに感謝の言葉をもらうことができる珍しい仕事だと思うんですよね」
医療法人大和正信会
募集情報
応募資格 | 無資格・未経験歓迎 | |
その他応募資格 | 未経験可。やる気を重視します。 | |
雇用形態 | 正社員 パート・アルバイト | |
給与 | 正社員:月給17万~(定期的に支払われる手当を含む) | |
待遇・福利厚生 | 各種手当 | 夜勤手当:5,000円 資格手当 処遇改善手当あり |
賞与 | 夏・冬の2回 | |
定期昇給制度 | 毎年7月 | |
年間休日日数 | 111日 | |
休日制度等の 特色 |
介護休暇、育児休暇、看護休暇、慶弔休暇あり | |
育児休業・ 介護休業の 取得状況 |
育児休業制度 | 2020年度:取得者23名(うち男性2名) |
介護休業制度 | 該当者なし | |
職員数 | 98人 | |
平均従事年数 (正規職員及び正規介護職員) |
7.0年 | |
正規職員の採用実績 及び在籍状況 (過去3年間) |
2020年:なし 2019年:なし 2018年:1名 | |
新規入職者の育成 | 新入職員研修有。毎月勉強会を実施。 | |
キャリアパス制度 | 定期的な面談を実施しています。配属先については本人の希望と乖離が起きないように事前に調整しています。 | |
独自の取り組み | 新卒採用実施 短時間勤務相談可 職場見学・ボランティア歓迎 | |
その他独自の取り組み |
法人概要
法人名 | 医療法人大和正信会 |
法人所在地 | 840-0201 佐賀市大和町尼寺3227-1 |
電話番号 | 0952-62-6511 |
URL | http://www.fjok-hsp.com/ |
勤務地情報
事業所名 | 事業所所在地 | サービス種類 |
---|---|---|
介護老人保健施設しょうぶ苑 | 840-0201 佐賀市大和町尼寺3227-1 | 居宅介護支援 訪問介護(ホームヘルプ) 通所リハビリテーション 短期入所療養介護, 介護老人保健施設 |
グループホームふじおか | 840-0201 佐賀市大和町大字尼寺2679-1 | 認知症対応型共同生活介護(グループホーム) |
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